てぃあんだぁクラブ
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成長とともに外れていくもの
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成長とともに外れていくもの

〜第六十八候「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」〜

■てぃあんだぁクラブ (#ワンコ通信 )
〜 第六十八候「水泉動(しみずあたたかをふくむ)」 〜

一年で最も寒さが厳しいとされるこの時期。
それでも地中では、凍っていた水が少しずつ動き始める頃とされています。
目には見えなくても、確かに春へ向かう準備が始まっている。
そんな七十二候です。

今回のワンコ通信では、
成長の中でいつの間にか外れていく「囲い」について、
日々の子育てや日常の風景と重ねながら考えてみたいと思います。

🌸 はじめは、囲われているところから

赤ちゃんの頃、子どもたちは大人の腕の中や、
安心できる小さな世界で過ごします。

自分で判断することも、危険を避けることも、
まだ難しい時期です。

だからこそ、大人は環境を整え、
ここまでは安全、ここから先は危ない、
そんな「囲い」を用意してきました。

それは制限ではなく、
命を守るための、やさしい準備だったのだと思います。

🌸 気づけば、少しずつ外れていくもの

成長とともに、子どもたちは少しずつ変わっていきます。
一人で歩けるようになり、考え、失敗し、
その結果を自分なりに受け止められるようになります。

すると、大人の関わり方も自然と変わっていきます。
手をつなぐ時間が減り、
声をかける距離が少し離れ、
行動の制限も緩んでいきます。

外れていったのは、
危険がなくなったからではなく、
「この子なら大丈夫」と信じられる場面が増えたから
なのかもしれません。

🌸 外れない囲いが、苦しくなることもある

一方で、成長しても外れない囲いがあると、
子どもは息苦しさを感じることがあります。

守っているつもりの関わりが、
いつの間にか縛るものになってしまうこともあります。

今のこの子に合っているだろうか。
そろそろ外してもいい囲いはないだろうか。

そんなふうに立ち止まって考える時間も、
子育ての大切な一部なのだと思います。

🌸 自分たちの暮らしを、自分ごととして考える

子育てには、決まった正解がありません。
誰かのやり方が、そのまま当てはまるとも限りません。

だからこそ、
わが家の状況、子どもの様子、
日々の小さな変化を見ながら考えていく。

それは、
自分たちの暮らしを、自分ごととして考える
ということでもあります。

🌸 ふと目に入る、フェンスという存在

ここで少し、身の回りの風景に目を向けてみます。

学校の周り、工事現場、立ち入り禁止の場所。
私たちの暮らしの中には、フェンスや囲いがたくさんあります。

それらは危険から守るために設けられていますが、
本来、永遠にあり続けるものではありません。
状況が変われば外され、役目を終えていきます。

外れる条件は何か。
誰が、いつ、判断するのか。

この問いは、
子育ての中で「囲いをいつ緩めるか」と考える感覚と、
どこか重なっているように感じます。

🌸 啐啄同時というヒント

雛が殻の内側からつつくことを「啐」、
親鳥が外側からつつくことを「啄」と言います。

どちらか一方だけでは、
雛は無事に生まれることができません。

守ることと、手放すこと。
そのタイミングを探りながら、
囲いは少しずつ外れていくのかもしれません。

地中で静かに水が動き始めるように、
目には見えなくても、確かに進んでいる成長を信じながら、
新しい年も楽しく健康で豊かになりますようにฅˆ•ﻌ•ˆฅ♬*゜

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